調布ジュニア映画塾の皆さんが所内を見学されました

8月下旬、「第15回　調布ジュニア映画塾」の皆さんが所内見学にいらっしゃいました。

 

「調布ジュニア映画塾」とは、中学生を対象とした映画作りのワークショップのことで、年に一度、夏休みの期間に開催しています。

プロの映画監督や技術者の指導の下、撮影、監督、俳優、音声、編集などを、それぞれの参加者が担当し、皆で協力して一本の作品を作り上げ、上映会を行います。

また、市内の映画・映像関連企業の見学も行っており、今年は高津装飾美術に続き、当社の見学となりました。

 

今回の見学の目玉のひとつとしてご案内したのが、今年四月に開業したばかりのバーチャルプロダクションスタジオ「C∞（シー・インフィニティ）」でした。

「C∞（シー・インフィニティ）」では、LEDウォールにCG映像を投影し、その前面で演者が演技を行うことで、天候に左右されずまるでロケ撮影に行ったかのようなリアリティのある映像を撮影することができます。

見学者の皆さんは、スタジオに入るなり目に飛び込む高さ5メートルの巨大LEDウォールに驚いたご様子。

演者同様にパネルの前に立ち、映像の仕上がりを確認したり、実際の撮影で使用するカメラを触ってみたりと、初めて触れるバーチャルプロダクションの技術に大変高い関心をお寄せいただきました。

順路ではC∞の他に、撮影後に音や映像の編集を行うポストプロダクション棟や美術制作を行う作業場などにもご案内いたしました。

 

見学終了後、参加者の中学生の皆さんからは、「スタジオがどういったものか想像できなかったが、実際に見られてよかった」「たくさんの人がかかわりあってひとつの作品が生まれているのがわかった」などの感想もいただきました。

今回の見学が、中学生の皆さんの夏休みの思い出となるとともに、映画産業に関心を深めていただくきっかけとなればスタジオスタッフ一同嬉しく思います。