鳥井 明日美
手が足りないときに深夜まで付き合ってくれる仲間たちが、最高の財産です。
美術部 美術営業課
鳥井 明日美
Asumi Torii
2013年入社/日本大学 芸術学部 演劇学科卒
入社のきっかけは?
舞台を見るのが大好きで、常々「舞台セットって格好いいな」と思っていました。就活期を迎え、大学の就活指導課から角川大映スタジオを紹介してもらったことがきっかけとなり、入社しました。当社に決めた大きな理由は、業界の中でも福利厚生が充実していたことです。休みもしっかり取れますし、残業代などもきっちりと支払われます。会社基盤がしっかりしているので、安心して働けると思いましたね。実際に、いまは子育てしながら働いているのですが、9時から17時までの残業なしという勤務体系にしてもらっています。すごく助かっています。
仕事の内容は?
美術セットの現場監督といえば分かりやすいでしょう。一つの現場が動き出し、完成に至るまで、あらゆる調整や手配、予算管理などを行います。具体的にはデザイナーからプランを聞き、大道具や塗装と打ち合わせ、材料発注を行います。社内で対応できない場合は社外ブレーンに発注をかけ、見積もりを依頼。建て込みに立ち合って、位置調整や仕上がりを確認して、撮影時にはアングルチェックを行い、画角によってはセットの修正を指示します。撮影が終わったらかかった費用を計算し、場合によっては価格交渉もします。美術セットに関する総責任者と言える仕事です。
やりがいを感じる瞬間は?
セットは作品によって異なりますし、いままでつくったことのないものを手掛ける場合もあります。デザイナーからプランを聞いて、「本当にそんなものできるの?」と思うこともあります。でも、それが逆にやりがいにつながるのです。一見、できそうにないものを形にするとデザイナーからも喜ばれますし、感謝もされます。あらかじめ試作して、実験しながら製作したものもあります。また、撮影中に突然「ここに果物を置きたい」などと無茶ぶりされることもあります(笑)。そんなときも知恵を絞って、仲間と協力しながら対応します。「ありがとう!さすがだね!」と言われたら、やはりうれしいものです。
会社の良いところは?
部署の仲間はとてもアットホーム。みんな仲がいいですし、協力的なところがいいですね。手が足りない現場にはかけつけてくれますし、深夜までとことんつきあってくれます。そんなときも、みんな笑顔なのがうれしいです。あとは先ほども述べましたが福利厚生が整っているところです。夏休みや年末年始などの長期休暇もしっかり取れますし、たとえ休日出勤があっても、ちゃんと振替休日が取れます。うまく調整さえすれば、長めの連休にすることもできるので、プライベートも充実させられます。
現在の目標は?
まずは後輩を一人前に育てること。そして結婚や子育てなど、ライフイベントが多くなりがちな女性が長く、心地よく働き続けられる環境を整えていくこと。私がロールモデルとなり、後輩女性が目標を持って活躍できるように、頑張っていければと考えています。また、現在は勤務時間を調整してもらっているので、角川武蔵野ミュージアムの案件を任されていますが、その経験を今後携わるプロジェクトで活かしていければと思っています。
どんな人と一緒に働きたい?
心の広い人ですね(笑)。というのも美術営業の仕事は発注者と製作部隊との板挟みになるケースが多いのです。時間もない、予算もない、でもこういうことがしたいと言われ、製作スタッフからは愚痴をこぼされる。自己主張が強い方も多いですし、理不尽なことも少なくありません。そんな中で活躍するには、心が広くなければやれないわけです(笑)。あとは責任感が強い人。他人事にせず、「自分が調整してまとめあげるんだ!」と思え、行動できる人を歓迎します。

SCHEDULEある1日のスケジュール

  • 9:00
    打ち合わせの資料を作成します。また、見積もりや請求書など事務作業も多いので、ミスなく、ロスなく、スムーズに仕事を進めることが大切です。
  • 11:00
    デザイナーや大道具、塗装のスタッフと打ち合わせ。カタログやサンプルを見ながら、細かく擦り合わせていきます。
  • 15:00
    カタログなどは常にチェックしながら、情報をインプットします。自分の中に多くの引き出しがあれば、打ち合わせもよりスムーズになります。
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