山口 慎太郎
ドルビーアトモス作品を通じて、
日本の映像業界を盛り上げていきたい。
営業部 ポストプロダクション技術課
山口 慎太郎
Shintaro Yamaguchi
2011年入社/神戸大学 発達科学部 人間行動表現学科 音楽表現論コース卒 ESPエンタテイメント大阪 サウンドクリエイター科 レコーディングエンジニアコース卒
入社のきっかけは?
大学・専門学校で技術を習得後、現在と同じポストプロダクションの職に就きました。ドラマや映画の仕事をしたかったのですが、その分野のポストプロダクションはあまりなく、CMがメインの会社に就職したのです。約4年間、経験を積んだある日、当時の先輩が「今度、角川大映スタジオが、ポストプロダクション部門を新設するらしいよ」と教えてくれて。こんなチャンスはまたとないと考え、応募しました。念願のドラマや映画の仕事に携わることができ、毎日とても充実しています。
仕事の内容は?
ポストプロダクションには、映像部門と音声部門がありますが、私は音声を担当しています。映画の音の最終調整を行うダビング作業や、効果音を録音するフォーリー、テレビドラマや配信ドラマなどの音質やバランスなどを調整するMAなどを担当しています。また、フリーランスのエンジニアへの技術的フォローも大切な仕事の一つ。作品が自分の手を経てどんどんと良くなっていく手応えを感じることができるので、すごく楽しいです。
やりがいを感じる瞬間は?
先ほども触れましたが、1本の作品が、私の手を経て完成していくことにやりがいを感じます。特に自分が出したアイデアが採用されたときは、とてもうれしいですし、自信にもなります。先日もある作品のエンディングテーマを配信するにあたり、プロデューサーは「ステレオのままでいい」とおっしゃっていましたが、「きっと5.1chのほうが、迫力が出る」と考え、自ら編集。聞いてもらったところ「こっちのほうが断然いいね!」と採用になりました。自分の経験やノウハウが表現に生かされるのは、エンジニア冥利に尽きます。
会社の良いところは?
働く環境です。角川大映スタジオはとてもクリーンで、残業もしっかりと管理されています。スケジュールの都合で休日出勤になった場合は、きちんと振替休日が取れますので、「休みがない」なんてことはありません。休日には妻と2人の子どもと一緒にキャンプに行くなど、ワークライフバランスはとてもよく、オンもオフも充実しています。あと社内の人間関係も魅力の一つです。とても風通しがいいですし、意見も言いやすい。また、入社後、すぐに現場で経験が積めるので、「ずっとアシスタント止まり」なんてこともありません。やりがいと責任を感じながら、仕事に打ち込めますよ。
現在の目標は?
この度、ダビングステージがリニューアルし、これまで5.1ch/7.1chだったのが、ドルビーアトモス対応となりました。ドルビーアトモスで劇場用作品を完成させられるスタジオは、日本に3つしかなく、この環境で腕をふるうことができることにプライドを感じています。まだまだ国内ではドルビーアトモスの作品は少ないですが、今後、どんどんと作品を生み出し、業界標準となるように盛り上げていきたいと考えています。
どんな人と一緒に働きたい?
ポストプロダクション部門は、監督やプロデューサーなど、いろんな人と関わりながら作業を進めていきます。ですからコミュニケーション力はとても重要で、積極的に会話をし、相手が何を求めているのかをしっかりとキャッチできる人に仲間になって欲しいです。ハキハキと明るく接してくれる人ならうれしいですね。そういう方と仕事をしていると、こちらまで楽しくなってきますから。あとは、機材がどんどん進化していくので、新しい技術やスキルを吸収してくれる人を歓迎します。ぜひ一緒に頑張りましょう。

SCHEDULEある1日のスケジュール

  • 9:00
    仕込み作業を行います。収録した音源には、必要のない空調音などが入っていたり、音質もまばらだったりするため、音の調整を行うのです。
  • 11:00
    ミキシング作業を実施。監督やプロデューサーの立ち合いのもと、仕込みしておいた効果音や音楽などを個別調整していきます。
  • 13:00
    スタッフ同士でミーティング。新しい技術やアイデアなど、いろんな情報を交換し合います。仲間と協力しながら切磋琢磨しています。
  • 15:00
    アフレコの収録準備中。マイクやケーブルのセッティングを行います。この後、リアルに発声や効果音を収録していきます。
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